2022/02/01 00:00

坂本善三美術館 コレクションリーディングvol.5「プロダクツで作る善三展」に参加し、
かける木工舎は善三先生の”水墨抽象”という作品からイメージした花台とちゃぶ台を展示しました。

善三先生の”水墨抽象”を見て、太陽だと言う人も月だと言う人もいるそうです。見る人の頭の中には、白と黒の絵から広がったそれぞれの景色が見えているのだなと思います。

私はこの絵を見たときに家で使っているちゃぶ台を思い浮かべました。お掃除の間、脚を畳んで壁に立てかけて置いてある、まるいちゃぶ台です。

小国杉の大木から切り出して作ったこのちゃぶ台は、落ち着いた色味と複雑な木目が美しく、宇宙に浮かぶ惑星のようです。

木が創り出す木目は不思議なもので、深い山々の連なりに見えたり、果てしなく続く海原に見えたり、ラクダが歩いていそうな砂漠の稜線に見えたりもします。

自然の木は一本一本がそれぞれ違う表情を持っていて、家具を作る手を止めて見入ってしまうこともしばしばです。

どうぞ、木目の向こう側に広がる世界を覗いてみてください。